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by boil-achilles
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近所で遭難


短いチャリンコ人生において、二度目の危機を迎えたハムの人ですよ。
一度目は初めてのロングツーリングである4年前の盆、GIANT WARP DS-2で讃岐うどん巡りをやったときね。


腑抜けた身体と精神を叩き直すため、昨日はGW以来となる淡河参りへ行ってまいりました。
しかも敢えて「最も暑い」真っ昼間に。
昨日の予報気温は35度、相も変わらず灼熱の真夏でございます。

昨日は例のXOPのミニフロアポンプを装着しても走れるかってテストも兼ねてたのね。
山登りに軽量化は必須だけど、わずかに軽量化したところでツーリングの当日は10kgもの荷物を積まなきゃいけないんだからと、開き直って。
近所で遭難_c0105957_11172615.jpg

ミニフロアポンプはこんな感じでフレームへ取り付ける予定。
あ、同じ位置にボトルケージも同時装着できるから、当日はそのつもりだけど(輪行袋を積むから)。
ところがね、こんな風にフレームのサイドに付けると、ペダリングの際に足と干渉するんじゃないなかなぁって。
ほら、クランクとの間もギリギリって感じでしょ。
そういった意味で、このままでも大丈夫か、そうじゃなきゃトップチューブ下に装着しようかなぁと思って、それを判断するために重量増を承知の上で走ってみたのでした。
近所で遭難_c0105957_11175670.jpg




さて、ルートはいつもの通り。
3本の峠越えを往復ってやつね。
標高差を観て貰う方が早いかな。
近所で遭難_c0105957_1126837.jpg

ちょうど真ん中で折り返してるのね。
帰りの一発目の峠が地獄のような斜度なのは明確だけど・・・。
というわけで、どれだけ辛いのかを見てみたら、調べたことを後悔した・・・。
近所で遭難_c0105957_11595182.jpg





近所で遭難_c0105957_1264899.jpg

GPSロガーの軌跡をGoogleMapに重ねてみても、いかに山の中かってことがよく分かると思う。
一番上がゴール地点である「道の駅 淡河」ね。
同じ道を往復してるから一本線に見えるけどw
拡大してみると、ちゃんと往復してますw
近所で遭難_c0105957_12104351.jpg




さてさて、久しぶりの峠越えと言うこともあって、灼熱の気温も考慮すると無理しないの一番。
ってなわけで、のらりくらりと進み始めたんだけど。
最初の木見峠でヘロヘロ・・・。
峠を下りた先のセブンイレブンでアイス休憩をしなくちゃいけないほどにw
情けない・・・。


そしていよいよ3本目である岩谷峠。
峠手前の酒屋の自販機で水分を補給&補充し、いざスタート。
しかし・・・本当に進まない・・・。
速度が一桁まで下落するのはいつものことだけど、あまりに暑すぎて辛すぎて動悸が激しすぎて、過呼吸気味で指先が痺れてくるほどに。
とにかく水分を補給しまくりながら登り切ることに。
GPSロガーによると、20分ほどで頂上までたどり着いたらしく。
いやぁ、マジで辛かった・・・。
そのまま一気に麓まで下って、しばらく休憩した後、定番の「天ざる大盛り」をがっつくことに。
近所で遭難_c0105957_12315014.jpg




さてさて、最初にも紹介したとおり、帰りの方がキツい岩谷峠。
往きですらあんなに辛かったんだから、どれだけ苦しいのか、想像するだけで気力が無くなるので、道の駅で1時間近くも休憩してたんだけど、覚悟を決めて挑むことに。
ここで本当に馬鹿なことをしたのよね・・・。
少しでも軽くしたいから、水の補給は峠を下ってからでいいかなって思ったからさ・・・。


登り始めて気付いたこと。
水、足りないじゃん・・・。
踏んでも踏んでも登らない状況で、腕にも足にも水を掛けながら進みたいのに、全然足りない・・・。
コレはやばい・・・。
時速4km~6kmという歩くスピード以下で登り続けながら、身の危険を感じるほどに。
とにかく水を補給しなかったことを後悔しまくり。
往きにも陥った過呼吸気味の痺れは、足先にまでおよぶ始末。
これはマジでやばい・・・。
しかしここで止まってしまうと、再び動き出す気力がないかも・・・と思って、なんとか頂上手前の広い地点まで。
頂上は路肩もない様な狭い場所だから、その手前にある謎の施設前のエリアの植え込みでぶっ倒れることに。
近所で遭難_c0105957_12454881.jpg

コルナゴちゃんも放置して、とにかく体力が回復するまで木陰で寝ころんだまま。
いやぁ、マジで死ぬかと思った・・・。
あのまま行くと熱中症になったのかなぁ・・・なんて思いながら。
そんな中、寝転びながら撮った空は超青いぜ・・・。
近所で遭難_c0105957_1246178.jpg




10分ほど休憩した後、わずかに残しておいた水を飲んで、残りを頭にぶっかけて、頂上を経由したのち、麓まで一気に下る。
んで、麓の酒屋で2リットルの水を購入して、大量に摂取して、頭と腕と足にぶっかけ、顔を洗い、復活への儀式を行うwwwww
結局ここでは30分も休憩してたみたいで。


それからもヘロヘロになりながら二本の峠を越えて帰ったのでした。
帰りは下り基調だから峠越え以外は楽なはずなのに、ペダリングがヘロヘロだったこともあったのか、久しぶりにお尻まで痛くなってきたよ。
わずか60kmの距離なのにね。



さてさて、GPSロガーを使うと、高度と速度が記録されるのは、先日もご覧頂いたとおり。
今回もこんな感じで。
いかに峠で速度が落ちるか、よく分かるけど。
近所で遭難_c0105957_12583299.jpg




さっきのは距離を横軸にとった表示なんだけど、時間を横軸にとると これまた面白いことが分かるのね。
高度が変わっていない箇所を見ることで、休憩した様がよく分かるw
こんな風に。
近所で遭難_c0105957_1363480.jpg




最後にこれを。
GPSロガーを使えば、写真にジオタグが埋め込めるって以前にも書いたけど、ちょうどこんな感じね。
これはGPSの測位結果と写真をマッチングしているところだけど、ここでジオタグが書き込めるのよね。
こうすることで、よりツーリングが楽しめそうだわ。
近所で遭難_c0105957_13152834.jpg

by boil-achilles | 2010-09-05 12:44 | チャリンコ | Comments(0)