あ、旅行記は完結したけど、あの外伝というか補足編は別途書きたいなぁと思ってるので、期待せずに待ってくだされ。
絶望というのはコルナゴちゃんの事で。
旅行記でも書いた様に、とにかく今回はドロドロになって、特にクランク(と言うべきか、チェーンホイールと言うべきか)とBBの隙間がジャリジャリ言いまくり。
バラして綺麗にしてやろうと思ってたのね。
それと、去年 コンパクトクランクに変えて以来、チェーンを交換してなかったのよ。
交換してから4000km以上、使い続けたから、伸びちゃってるはず。
チャリンコ乗りじゃなきゃ分かんない感覚かもしんないけど、金属とはいえ、そりゃチェーンだって長いこと使ってりゃ伸びちゃうのよね。
チェーンを切るなら、ついでにやっておきたいことがあって。
リヤディレイラー(後の変速機)をロングゲージにしておきたいなぁと。
元々装着してたのは、9速ULTEGRAなRD-6500-SS。
この子ね。
フロントは随分前にコンパクトドライブにしちゃってたでしょ。
ほら、FC-6650なこの子ね。
んで、リヤのスプロケ(ギヤ)は12-27Tという、これまたヒルクライム楽ちんギヤ比にしてたじゃない。
コンパクト化のしばらくあとに。
チェーンを除けば唯一のDURA-ACEであるCS-7700で。
で、話は戻るけど、フロントをコンパクトドライブにして、リヤのスプロケを12-27Tとした場合、キャパシティの関係でリヤディレイラーはロングゲージにしなきゃいけないんだって。
キャパシティが何で、どうしてこういう理屈なのかはこちらのページがめちゃめちゃ分かりやすいけど、物凄くおおざっぱに言えばキャパシティの範疇を超えると変速性能が悪くなるって事ね。
もちろんメーカーの公称値は余裕をもった値だから、実際のところこれまでもショートゲージのFD-6500-SSでも問題なかったんだけど。
でも、リヤディレイラーを交換する時って必ずチェーンを切らなきゃいけないから、だったらこのタイミングでロングゲージしちゃえってことで、型落ちになって安くなってると思いたいFD-6600-GSを購入。
あ、一応中古品ですw
ほら、下に伸びてるゲージが、さっきのよりも長いでしょ。
注文して届くまでの間に、まずはクランクとBBの間を掃除するために、導入して以来初めてクランクを抜いてみた。
あ、リヤディレイラーも既に外して準備してる状態だけど。
相変わらず、この部屋で撮ると暗くてブレるな・・・w
さて、予想通りドロドロだったクランクの内側と、BBの受け側を掃除。
チェーンは切っちゃって、そのままほぼ全てのパーツをバラして、フレームだけに近い状態になったコルナゴちゃんを徹底的に掃除。
届く範囲はディグリーザーで、届かない細かなところはペドロスのグリーンフィズ-フォーミングバイクウォッシュで泡をスプレーしまくって。
こんな風に素っ裸なコルナゴちゃんの姿も新鮮。
んで、クランクは取り付けて、リヤディレイラーの到着を待つだけになったのね。
Premier3で撮ると、暗いなぁ・・・。
さて、届いたRD-6600-GSはこんな感じ。
中古だけあって傷は付いてるけど、まぁ全然許容範囲。
少なくともこれまで付けていたRD-6500-SSよりは綺麗だからw
さて、プーリーも愛用の赤いセラミックプーリーへと交換し、フレームへ取り付け。
可愛いけど、何だか違和感が有るのは気のせいじゃないはず。
っていうか、後のバケツが存在感有りすぎwwwww
ここで新しいチェーンの取り付け。
チェーン切りと新しいアンプルピンでチェーンを繋ぐ前に、長さのチェックをするために相変わらず爪楊枝で仮止めw
んで、ようやくチェーン切りの登場なんだけど・・・最初 ピンの押し込みが甘くて、なかなか折ることが出来なくてねぇ・・・。
気付けばそのコマだけが回りにくい状態になっちゃった・・・。
仕方ないから今度はピンをかなり押し込み気味にした上で、先を折ったのね。
さぁ、出来上がった状態を眺めて、その違和感の理由に気付いた。
ロングゲージのリヤディレイラーって、ロードよりもMTBのイメージがあるのよ。
だからこの長さに違和感があったんだw
ここまで出来たら、リヤディレイラーの調整。
トップとローの振れ幅を調整して、そこそこの状態までもってこれたのね。
せっかくだから、けっこうズレ始めたフロントディレイラーも調整しようと思ったのが運の尽き。
なかなかセッティングが決まらなかったのよ。
んで、まぁこれでもいいかと妥協したのが良くなかった・・・。
家の前で試走したらエラいことになっちゃったよ・・・。
さっき、チェーンのピンをやたらと押し込んだじゃない。
そのせいで・・・ピンが手前のコマ穴を通過しちゃってた・・・。
う~ん、上手く説明できないけど、この写真を見て貰えれば一発で分かると思う。
ほら、チェーンのコマが手前から外れてるでしょ。
その上、ここがフロントディレイラーに挟まって、ご覧の通りグニャリと・・・。
フロントディレイラーもその影響でズレてしまい、チェーンホイールと接触する羽目に・・・。
めちゃめちゃ酷いことになっちゃったよ・・・。
ここからが大変だった・・・。
このコマを外して、改めて余ったコマを取り付けたにも関わらず、フロントディレイラーとチェーンが接触しまくり。
いくら調整しようが、どう努力しようが、とにかく当たりまくり。
シフトワイヤーを綺麗に張り直せば、少しは良くなるかなとか、どう考えてもあんまり関係ないことに手を出して現実から背を向けたりw
というわけで、次に買ってきたのはDURA-ACEのシフトワイヤーセット。
アウターも汚くなってたから、単品じゃなくてセットの方を買ってきたよ。
グレーのアウターってかっこいいなぁなんて思いながらも、シフトワイヤーを張り直したところでフロントディレイラーが良くなるわけもなく。
そもそもフロントディレイラーの取り付けにおいては、チェーンホイールと並行にしなきゃいけないのに、全く並行にならない。
スタート地点からしておかしい。
色々試してみたけど、フロントディレイラーの台座が曲がっている様に感じる。
ここが曲がっているせいで正確な角度に付かないんじゃないかと。
実際に色々と調べてみると、コルナゴちゃんの台座ってのは結構いい加減で、新品のフレームでも曲がってることが有るんだとか。
とはいえ、台座を修正する方法なんて、力一杯曲げるしかないわけで。
しかし、折れてしまえばその時点でコルナゴちゃんの命はオシマイなわけで。
そんな恐ろしいこと出来るわけ無い。
さてさて、一方でもう一つ気になってたこと。
もちろん台座が曲がってるのは間違いないけど、実はチェーンがフロントディレイラーに挟まったとき、フロントディレイラーそのものも曲がっちゃってたのね。
プレート部分がおかしな方向に。
さて、フロントディレイラーはここの後半に書いたとおり、ULTEGRA-SLなFD-6600G。
SLを注文したつもりは無かったのに、無印じゃなくてSLが届いちゃったから、そのまま使用していたという物。
こうなったらフロントディレイラーを買い直しだ!ってなわけで、今度こそ無印ULTEGRAであるFD-6600を探したんだけど、注文してもメーカー在庫切れの状態。
仕方なく、ヤフオクで新品を手に入れたわけでして。
SLとはカラーリング違うだけなんだけど、やっぱりここだけ見るとSLの方がかっこいいね。
さて・・・届いたFD-6600を取り付けてみたけど・・・当然よくなるわけもなく・・・。
インナーローだと、リヤは真ん中ぐらいのギヤからプレートに当たっちゃうと言う悲惨さ・・・。
全くどうすればいいんだ・・・。
もはや自分の力ではお手上げなので、プロに頼るしかないわけで。
どこへ持って行こうかと悩んだけど、コルナゴちゃんの台座が歪んでいるってのが定番のトラブルならば、やっぱりコルナゴちゃんの代理店が一番かと思い、高砂にあるインフィニティーというお店へ行くことに。
全く初めて行くショップと言うこともあり、事前に電話で相談。
台座が曲がってしまっているなら、力を入れて曲げるしかないですが・・・と言われちゃったけど、うちのセッティング下手によるものかもしれないので、とりあえず見てもらえますかって、若干無理なお願いの仕方をw
一応、前後のディレイラーの調整費用を確認すると、2000円という馬鹿安な料金にビビったけどw
初めていったお店は、倉庫の風情を感じる様な奥行きの広さ。
んで、早速見てもらったら・・・「捻れる様に曲がってますね・・・」って・・・。
「直すなら、ゆっくりと曲げるしかないと思いますが、最悪の場合は折れることも十分考えられます。その時には台座を撤去した上でバンドユニットで取り付けるぐらいしか出来ないですが、台座の部分の塗装が抜けてしまいます。それでも本当によければやりますが・・・」
って言われたところで、もうやらない限りコルナゴちゃんの復活はないわけで。
「やっちゃってください。それでかまいません」ってお願いし、職人の腕に掛けたのね。
ボルトに突っ込んだレンチと、プレートに力を入れながら、ジワジワと曲げていくと、奇跡の様にフロントディレイラーがチェーンホイールに対して並行になっていく!
すげえ!見事だ!
何度かチェーンを回しながらテストしつつ、曲げを繰り返し、ベストなポジションに持ってきてシフトワイヤーで固定。
さらにリヤも含めて調整してもらったのね。
スムーズに回転するチェーンを見て、コルナゴちゃんの復活を確信した!!!!!
直った!また一緒に走れる!!!!!
さすがにこれだけだと失礼かなと思って、旅でボロボロになったハンドルのバーテープでも買っておこうかなというわけで、「白いバーテープありますか」って相談したのね。
幾つかあるけど、定番のDedaのでいいんじゃないかって解答。
んじゃ、それをってことになったけど、よくよく考えたら今のバーテープも巻くのに失敗したから「ついでに、巻いて貰ってもいいですか」ってお願いしたのよ。
どうやら自分で巻いたときは、左ハンドルを逆巻きにしてたみたいw
んで、今回はキレイキレイに巻いて貰ったのでした。
ちょっと厚みがあるから、包帯みたいだけどw
Dedaのロゴがエンボスで入ってますよ。
いざ支払いの段階になって「前後の調整に2000円、バーテープが1200円、それに台座の曲げとバーテープの巻きの工賃が幾らやろ?」って思ってたら「3200円です」って。
「え?」って聞き直しちゃったわw
台座もバーテープも工賃いらないの? マジで? ホントに?
というわけで、あたしゃこのお店の大ファンになっちゃったよ。
ちょっと遠いけど、いい感じの距離だから、ツーリングついでにちょくちょく寄っちゃうよ。
さて、この件とは別で、旅から帰ってきてもう一つの大きな傷があったのね。
それは後輪のタイヤのサイド。
枕崎駅前の道路の真ん中に細い溝みたいなのがあって、おそらくそこにタイヤをはめちゃったときについた傷じゃないかと。
ほら、ここなんて完全に内側の繊維が出つつあるし、マーキングも半分消えちゃってるし。
愛用のタイヤであるミシュランのPro3Raceは安くても2本で1万円するんだけど、次郎に「Pro3はWiggleが抜群に安い」って教えてもらったんで、早速覗いてみた。
Wiggleは自転車乗りには有名なイギリスのネット通販スポーツ用品店。
日本語表示、日本円表示可能で、送料もある程度の金額で無料になると言う幸せ。
その上、同じ商品を日本で買うよりも抜群に安い。
今回のPro3Raceも2本買っても6820円、しかも送料は無料。
滅多に海外で買うことはないけど、せっかくの円高を活用するためにも円換算まで時間のかかるクレジットカードじゃなくてPayPalで支払い。
うちが欲しい赤は「在庫切れ、11月初旬に入荷予定」って表示だったのね。
んで、発注したのが10/14、まぁすぐにパンクする訳じゃないし、まずはコルナゴちゃんを直さなきゃって思ってたのに、10/15には「次のアイテムは梱包が済み、発送の準備が整っております。数日以内に当社より発送されます。」ってメールが来て噴いたwwwww
んで、10/21には届いたwwwwww
はえええええええ!
最高だな、Wiggle。
SHIMANOのパーツはさほど安くないけど、ヨーロッパの商品はかなり安そうだから、愛用したくなったよw
もっぱら欲しいのはホイールだけど、手が届かないほどの高嶺の花だなw
というわけで、綺麗になったPro3Raceはこちら。
ロゴがクッキリなり。
さぁ、あとは乗るだけだwwwww
修理が終わってからずっと雨なんで、まだ乗れてないのよねwwwww