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by boil-achilles
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神戸発 四国ぐるり一周 4日目まとめ(5/1 高知~四万十川源流)


●サウナにて一考
話は前日の夜からスタート。
サウナに到着したうちは、とにかく二日ぶりの風呂に入りたくて、風呂場へGo。
大浴場から露天風呂まで充実しまくってる。
露天風呂は雨で少し濡れちゃうけど。
(以下、サウナの写真は公式サイトから引用ね)
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食堂で生ビールとチーズクラッカーを摘まみながら、みんなにメールの返信。
あぁ、ビールが旨いなぁ…。
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食堂を出て、ケータイを充電しながら、明日のプランを寝る。
元の天気予報では昼過ぎまで雨だったのが、降るのがは早まったせいで12時からは晴れの予報。
だったらやっぱり四万十川源流へ行ってみようかなぁ。
待て、その後の日程も検討しなきゃ…なんて、楽しいながらも苦しいプランニング時間。
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そもそも源流へ向かうと言うことは山に登ると言うことだから、何処かへキャリアの荷物を預けるプランってのもあったのよ。
四万十川下流の街である中村まで一度出て宿へ荷物を置き、土佐新庄まで戻り、そこから源流を目指す、とか。
その間の移動は輪行とか、何ならチャリだけ土佐新庄に置いて身体だけ電車とか、荷物は宅配で送るとか。
どれにしろ、雨が降らないという前提じゃないとスケジュール的には難しいプラン。

結局は覚悟を決めたんで、エネループの充電が終わるまで、頭文字Dを読みながらまったり。
0時には「イビキ溢れる仮眠ルーム」で熟睡したのでした(笑)。



●約束された雨上がり
人間疲れてたらどこででも眠れる。
朝の8時までグッスリ。
んで、次はいつ入れるか分かんないからゆっくりと朝風呂。
天気予報をチェックして、10時過ぎにはサウナを出ることに。
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雨は12時には上がりそう。
だったらまずは朝食ってなわけで、サウナ向かいのファミマでパンを。
次に隣のダイソーへ。
バッグはレインカバーがあるから大丈夫だけど、よくよく考えたらテントや銀マットは剥き出しだから。
ゴミ袋でも買おうかと思ったけど、ちょうどいいのを見付けた。
ママチャリの前カゴ用のレインカバー。
これが風呂敷っぽいのに、縛る紐や引っ掛けるフックもあってピッタリ。

半日ぶりのパチンコ地下にある駐輪場でコルナゴちゃんと再会。
ちょうど同じように雨の中、出発しようとしているライダーが2名、うちと同じようにパッキングを始めてる。
んで、昨晩うちが停めた時には居なかったロードが2台、奥の方に停まってる事に気付いたのね。
同じサウナに泊まってたのかなぁ。

11時、いよいよ出発。
幸い、雨は霧雨のように小降りになってるし。
国道56号を南西へ、そろそろと進み始める。
歩道も活用しながら。ゆっくりとね。
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僅かに6㎞、時間にして20分ほどで雨は上がり、土佐市へと入り始めた頃には陽射しすら出てくる。
あちぃwwwww
いい天気過ぎるwwwww

56号線は少し内陸部を走ってるんだけど、今日も追い抜き際に応援してくれるライダーが。
拳を挙げて答える。
サイドミラーに写ってるかどうかは分かんないけど。



●かわうその里で満喫
高知自動車道沿いの道はちょっとした峠になっていて、最後に長いトンネルを抜けると、待望の「道の駅 須崎」。
出発して約2時間で辿り着いた「かわうその里」。
んむ、今回の旅の目的の一つが、ここ須崎の「土佐丼」なのよ。
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コルナゴちゃんを駐輪して、とりあえずレストランへ向かう。
ちょうど昼飯の時間帯と言うこともあり、満員で待ち状態。
名前だけ書いて、再びコルナゴちゃんの元へ。
レインカバー類を外して陽射しに干し、ヤッケも干し、色んな物を乾かすことに。
んで、レストランに戻ったら、ちょうど名前を呼ばれる所だったよ。

須崎には名物が二つあるらしい。
「土佐丼」と「鍋焼きラーメン」の二つが。
ホントはどちらも街に出て食ってみたかったんだけどね。
よくよく考えたら、これから山を登るから満足に食えるところもないかと思い、どっちも注文することに(笑)。

テーブルの上の呼び出しボタンを押しても、忙しそうな店員はやってこない。
「すんませ~ん」って呼んでもやってこない。
隣のテーブルに座ってたおっちゃんが、「もっと何回もボタン押さなきゃダメだよ」って言ってくれる。
16連射して、無事に注文完了。

「さっき手を挙げたの、気付いた?」って、おっちゃんが聞いてきたのね。
あぁ!あのライダーか!
「私の息子も大学で自転車に乗っててねぇ。あんな坂道、自転車だと大変でしょ。私には出来ないな~」と、50代くらいの皮ジャンに身を包んだおっちゃんライダー(二人組)は語り始める(笑)。

まずは土佐丼の登場!
カツオの刺身にネギが山盛り、ここにニンニクスライスとワサビを乗せて食うのよ。
こんなん、美味いに決まってるやん!
ネギの歯応えとカツオがよく合う。
ニンニクとワサビが、いいパンチを効かせてくれる。
んむ、最高だよ。
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次に登場したるは鍋焼きラーメン。
何て言うか…名前から想像出来るそのままの味ですよ。
これはやはり専門店の方が良かったかな…。
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反対側の隣のテーブルに座ったカップルが何故、経済と景気について激論していたのか不思議に思いながら、レストランをあとにする。
あ、支払いの際に、ボトル一杯になるまで水を入れてもらったよ。
氷までたくさん。
ありがとう、店のお姉ちゃん。



●新緑眩しいポタリング
雨具類を全て格納し、13時半を過ぎたくらいに再出発。
国道197号線に入り、ひたすら山を登るルートへ。

しかし…新庄川沿いのこのルートは、とにかく気持ちいい。
緩い登りに広がる田園風景と綺麗な川、そして緑が眩しい山、そこそこ晴れてる空。
まさにサイクリングにピッタリ。
ほら、気持ち良さそうでしよ。
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この辺りは鯉のぼりが豪華。
一軒で何本も揚げて、さらに子供の名前を書いた幟まで揚げるってのが定番みたいね。
それが各家庭で競うかの様に立ちまくってる。
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津野町役場近くにある「葉山の蔵 酒蔵ホール」って建物が素敵。
軒先にぶら下がってる小さな鯉のぼりが可愛い(笑)。
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その先には風車の駅ってのがあって、風力発電の羽が展示されてる。
風車を真近で見ることはないから、この大きさは衝撃だねぇ。
見上げてみると、そこらの山の上には風車が回ってる。
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55㎞付近から、これまで平和だった斜度が、6%になってきたのよ。
ぬう…やはりキツイ…。
荷物が重い…。
くう…。
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ノロノロ運転で少しずつ登るしかなくて。
ほら、段々畑の美しさも、ある意味高さの象徴(笑)。
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15時、ようやく「道の駅 布施ヶ坂」に到着。
おお! チャリダーがたくさん居る。
6人くらいのツーリング組や、単独の人もパラパラと。
ここで標高400mくらいかな。
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疲労回復には甘いものが一番と言うわけで、土佐ジローのアイス。
何なんやろ…って思って聞いてみたら、そういう種類の鶏らしいよ。
その卵を使ってるんだって。
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●立ちはだかる壁
長居は出来ない。
間もなく15時半、ここから源流までは、物凄くキツい坂が待ってるって言うから、早くしなきゃ日が暮れちゃう。

道の駅を出発し、トンネルを抜けた先にこの看板。
そう、源流がある集落、船戸の入口。
道を曲がろうとすると、交差点で休憩中のライダーが「おいおいおい」って顔でこっちを見てるから、「チャリじゃ、キツいっすかねぇ?」って叫んだら、「かなり大変だと思うよ」って(笑)。
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看板を曲がると「源流まで8.1㎞」の案内。
8㎞だったら、さすがに大丈夫だろ~なんて、この時は思ってましたとも。
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集落は平地。
いや、ここ走っていいの?って思うくらい、ノンビリとしたド田舎の集落。
ベタな言い方をすれば、「ひぐらし」の舞台みたいな感じ(笑)。
神社っぷりとかも。
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さらに集落を進むと、少しずつ斜面になり始める。
少し高台から見下ろすと、平和な集落が広がってる。
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んで、さらに高台にある農家の庭先には子供が遊んでたのね。
ここで挨拶大臣であるうちは、不覚をとった(笑)。
子供の方から先に「こんにちは~」って言われちゃった(笑)。

その家の裏を過ぎると集落は終了。
急に鬱蒼とした林の中に入るのよ。
と同時に、斜度が急激に上がる。
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うおっ!これはヘビー!
しかし…これはまだまだ序の口であった…。


延々と続く10%前後の斜面。
そう、これは坂じゃない、斜面だ。
路面が濡れてなくて良かった…。
落ち葉に塞がれてなくて良かった…。
油断したら滑り落ちそうだもの。
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そうしてる間にも、何台か車が追い抜いて行く。
離合する場所も無いほど狭い道だから、場合によっては路肩に停まって。
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ところどころで「あと○○㎞」って書いた看板があるんだけど、一向に数字が減らない(笑)。
一方で標高はとんでもないことになってる。
道の駅では400mだったのに、今や700mとかwwwww
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遠目に白い看板が見えた!
あそこがゴールなの?!
近付いてみたら…「フェリシモの森」って書いてあるだけ…。
何という肩透かし。
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たまに見える生まれたての四万十川が綺麗。
それを目の肥やしにしながら、我慢の時。
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しばらく進むと、開けたエリアと白い看板が。
車も停まってるし、今度こそ到着か。
しかし…「お疲れさまでした。この先3㎞、舗装してません」の看板でした…。
実際には1年程前に舗装されたから、路面としては大丈夫なんだけどね…。
まだ、3㎞もあるの…?

しかし…舗装されてて良かった…。
そうじゃなきゃ、ここからコルナゴちゃんを担ぐしかなかったから。
未舗装の林道の先にあるからこそ秘境だし、神秘性が保たれるし、むやみに観光客が溢れなくていいという意見も理解は出来るけど、今のうちは「舗装万歳」だw

看板を過ぎるとすぐに、上からカップルが歩いて降りてくる。
さっきの車の主かな。
「まだ、随分登りますかね?」って、分かってるのに聞いてしまう切なさ…。
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ルートラボで見てみると、後半は20%オーバーの斜面が、連続で繰り返されるのが分かる。
馬鹿じゃない?
無茶じゃない?
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本当にキツい。
峰山高原で地獄を見てきたけど、ここはそれ以上。
チャリンコで登るような道じゃないwwwww

ほら、1㎞の平均斜度が15%、500mの平均斜度が20%とか、有り得ないでしょ。
こんな斜面、見たことない。
興味ある人は、ルートラボのこちらで色々観てくだされw
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●優しい森
ただひたすらに壁へと挑み続け、ようやくそれも終わるときが来た。
路肩に駐車してる車が数台、そう…ようやく「源流点登山口」に到着。
16時20分、あの最初の看板から既に1時間が経過していた…。
1時間で8km…。
そして標高は900mオーバー…。

Bro.KONEに似たオッサンが「自転車でこれを登ってきたの? 俺なんて車でも疲れたのに…」って話し掛けてくる。
んでオッサンに写真を撮ってもらったのね。
「あっちには源流の碑もあるよ。あっちでも撮る?」なんていう、ノリノリのオッサンでした(笑)。
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さて、「登山口」の名の通り、ここは源流点じゃない。
ここから徒歩で25分登った先に源流点が待ってるのよ。
「俺はこれ以上登るとか、もう無理。頑張って行っておいで」というオッサンに見送られ、シューズと靴下を脱いでサンダルに履き替えたのち、登山スタート。
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25分て書いてあるけど、飛ばせば10分くらいでしょって、これまた甘い考えをしてました。
すぐに上から降りてくる若者二人組に出会ったので、「実際、どれくらいかかりました?」って聞いてみたら、やっぱり25分くらいだってさ(笑)。
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登山と言っても遊歩道とかが整備されている訳じゃないのよ。
ところどころに「源流あっち」って書いた小さな看板があるのみ。
ただひたすらに、苔の森の沢登りって感じ(笑)。
次はあの石かなぁなんて考えながら登る所が多数。
上から降りてくる人が居なければ、道に迷ってるんじゃないかと錯覚させるほどの山っぷり。
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う~ん、そうだなぁ。
「カムイワッカ湯の滝 苔むした森バージョン」みたいな感じかしら(笑)。
でもね、さっきまでのチャリンコでの斜面と違って、とっても楽しい。
流れてくる四万十川の沢も、そこら中を覆う苔も、頭上の森も、とっても綺麗。
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二組のファミリー両方に自転車とサンダル履きを突っ込まれ、「あと10分ほど」と言われた通り辿り着いた源流。
やっと着いた…。
長く苦しい戦いだった…。
実際には20分くらいで辿り着いたみたい。
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まずは湧き出る水をゴクゴクと。
めっちゃ冷たくて美味いなぁ。
ご覧の通り、湧き出ると言うよりは流れ落ちる感じで、正しい意味での源流点はもう少し上らしいけどさ。
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セルフタイマーで写真を撮ったり、せっかくだからとHD動画を撮ってみたり。
せっかくだから、これもうpしよう。
解像度は落としたけどw

今日、最後の訪問者であろううち以外、ここには誰も居ない。
ひたすらに川が生まれて流れる音だけが響いてるだけ。
うん、贅沢な時間だ。
とってもいいなぁ…。
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苔むした森が屋久島を思い出させたけど、あっちはもっとダイナミックだった。
原始の息吹きを感じるイメージだった。
ここはどっちかって言うと優しい感じ。
溢れ出る優しさがあるなぁ。
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GPSロガーで標高を確かめてみると、1000m超えしてるし…。
右下辺りの表記ね。
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いつまでもこの空間を独り占めしていたいけど、さすがにそろそろ帰らなきゃ。
ボトルいっぱいに水を詰めて、源流をあとにする。
相変わらず素敵な道のりで下山(笑)。

登山口へ帰着したのは17時。
誰もいないかと思いきや、姫路ナンバーのオフロードバイクが登場。
突然の同郷の登場に、すぐに話し掛けた(笑)。
今日は林道を走りまくってて、気付けば近くまで来たから、ついでに寄ってみたんだって。
前に嫁と来たときはダートやったのに…って残念そうだったのは、さすがオフロードバイク。
今日はもう宿の晩飯の時間だし、前回登ったからと、今日は源流点へは行かないんだってさ。



●野宿と酒盛り
さぁ、うちも帰ろう。
既に17時を回ってるから、もう先には進めそうにない。
20㎞ほど先にはキャンプ場があるんだけど、万が一迷って辿り着けないうちに、山の中で陽が落ちるとか、怖すぎる。
だから、うちが帰れる場所はただ一つ、布施ヶ坂の道の駅だけだ(笑)。

必死でブレーキを掛けながら、激坂を下って船戸の集落まで降りてくる。
登るときはハンドルを引き付けるから背筋と腕がパンパンになったけど、下りはブレーキを引きまくるから掌が痛かった(笑)。
道の駅へ戻ってきたのは17時半。

まだレストランが空いていたので、晩飯にありつくことが出来たのは嬉しかったなぁ。
四万十川のアマゴの塩焼が入った定食を注文。
美味いねぇ。
味も量も満足だよ。
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いよいよ初めての野宿。
しかし…他にテントを張りそうな輩は居そうに無い。
きっとあのキャンピングカーは車中泊だな、とは思ったけど。
やっぱり道の駅でテントを張るとか、都市伝説なのか…?
道の駅の従業員の方が帰宅するのを、ひたすらベンチに座って待ってた。
時々、テントを張る場所を探しながら。

そうしてるうちに、ヘッドランプ(川口浩探検隊みたいな、頭に付けるランプ)を付け、ランタンをテーブルに起きながら地図を眺めてるオッサンが登場。
これは!野宿組かっ!と思い、声を掛けてみる。
同胞が居るかどうかで、心細さは消えるもんね。
「いや、野宿って言うか車中泊」と答えたおっさんやけど、それでもやっぱり嬉しかった。

陽が落ちて辺りが暗くなり始めた頃、当たりを付けていた場所にテントを建てる。
三方が壁に囲まれてるので、強風にも雨にも強そうだしね。
もちろん傷を付けたり傷めたりしないように。

無事に張り終え、コルナゴちゃんも地球ロックを完了したので、ベンチで休憩しながらメール。
そしたら向こうのテーブルからさっきのおっさんが「お~い、良かったらこっちで呑まないかい?」って声を掛けてくれる。
喜んでご相伴に預かる事に。

おっさんは夫婦で来てて、日本中で車中泊旅行をやってるみたい。
奥さんもたくましく、やたらコロコロ笑う方だった。
んで、おっさんには「土佐鶴」をどんどん注いでもらう。
う~ん、まさか野宿しながら、山の上で日本酒が頂けるとは思ってなかった。
うめぇうめぇ。
みんな喋るのが好きで、ずっと話してた(笑)。

21時、テントへ帰ってメールを打ってから就寝。
うん、昨日よりはテントの中の整理もスマートだ。
激坂の疲れと酒の力を借りて、あっという間に寝付いたよ。

本日の走行距離:79.13km
本日の平均時速:18.8km/h
本日の走行時間:4:12
獲得標高:1276m


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by boil-achilles | 2011-05-13 08:00 | チャリンコ | Comments(0)