ブロンズリングは俺のもの(Mt.富士ヒルクライム本番編2)

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●トイレで結果を出す男

チャリダーにとって、本番までに「大」を済まして軽量化するのは必須。
それは走行中にトイレへ行きたくなるのを防ぐことはもちろんのこと、気分的にも実質的にも腹の中を軽くしておきたいからね。
あたしゃ基本的に快便なんだけど、こういう日は前日に「ラブレ」を飲むことにしてるw
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しかし・・・今日は効き過ぎなのか・・・夜中二時に腹痛で目覚めるwwwww
慌ててトイレへ駆け込んで、アイモバで代行をこなし、モバマスで道場へ通ってから再び一時間の眠りへ着く。


3時・・・猛烈な眠気に襲われながらも、目覚ましに叩き起こされる。
みんな無言で、昨日買い込んだパンを胃へ流し込む。
食わなきゃスタミナ切れになるし、軽量化のためには胃腸を動かさなきゃね。

まだ、雨は降り出してない。
しかし・・・今にも降り出しそうな曇天なのは間違いない・・・。
何とか、スタートまでは保ってくれまいか・・・。

とにかく着替えて、指定された駐車場へ。
うち(とあっちゃん)は富士急ハイランド、次郎は霊園。
遠いとはいえ、雨になったら舗装されてる富士急ハイランドの方がいいって思っちゃうのは、悲しい現実。
何よりもスタート地点である北麓公園から遠いからこそ、そこまでの自走がアップになるのは間違いないし。

5時前に富士急ハイランドへ到着して準備開始。
出発以来、一度もチャリを車から降ろしてなかったので、組み上げて(前輪を付けるだけw)様子を見てから注油。
幸い、「ウェットルブ」を持ってきてたので、チェーンオイルは覚悟を決めてそちらを選択・・・。
しかし、まだ雨は降ってこない・・・。

北麓公園のトイレは例年悲惨なほどの大行列になるので、富士急ハイランドで済ましておきたい。
20人ほどが並んでるけど、まだまだ時間的に余裕があるしね。
というわけで、本日二度目の軽量化に成功w

準備が出来たら、自走で北麓会場へ向けてスタート。
標高差で200mほど、距離で4kmほどあるから、アップには本当にピッタリ。
とはいえ、大量のチャリが一般道を走るから、みんなで一列になって超スローペースで走る。

北麓公園へ着いたのは5時半頃。
まだまだ空いてるね。
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んむ!まだ降ってない!降るな!降るんじゃない!
そんな風に祈りながら、未だ服装を決めかねてる状態w
どうしよう・・・降らないと決めつけて、半袖半パンになっちゃって、あとは全部預けちゃおうか・・・。
下山用荷物預かりの締め切りが6時なので、それまでに決めないと・・・。
う~ん・・・やはり上着有りの人の方が多いか・・・。
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いや!もういい!決めた!
上着なんぞ着ない!雨は降らないに決まってる!!
というわけで、下山用の荷物に全部詰めちゃって、半袖半パンになる。
アームカバーもレッグカバーも全部持たない!
背中のポッケには、疲労時用のチョコクッキーを二枚と千円札を二枚。
チャリンコにも何も装着せず、パンクしたらリタイヤさ!
やよいはぶら下げたままだけどね!
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優柔不断を断ち切るために、さっさと荷物預かりへ持って行く。
後ろのトラックが、山頂まで荷物を持って上がってくれるのよね。
ケータイもiPhoneも預けちゃったから、ここからは写真も撮れず(だから、あっちゃんと次郎の写真)
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さて・・・もう一度行っておくべきか・・・トイレへ・・・。
簡易トイレは数百メートルの大行列となっているので、10人程度しか並んでない競技場のトイレへ。
んむ、三度目もバッチリ軽量化成功。
トイレでは結果を出す男だぜ!!!!




●スタート

3人でスタートまでの時間を過ごす。
しかし・・・降らないもんだな・・・。
祈ってみるもんだな・・・。
時々、富士山も雲の切れ間から顔を出すほどに。
空を見上げても、ところどころ青空が見えてるし。
んむ、最高すぎる・・・。
開会式では、五合目が晴れているというアナウンスまで。
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参考タイム1時間半でエントリーしたうちは第6スタート。
同じく1時間半でエントリーした次郎は第7スタート。
あ、そうだ。
5000人以上のチャリダーが集うと、こんな感じになるのですw
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プログラムに掲載されてた、山梨日日新聞撮影のこれがとっても素敵。
晴れてたら、これくらい富士山が見えたハズなんだけどね・・・。
一昨年の写真なのかしら?
下の米粒みたいなのが、チャリダーw
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7時25分、第6組のスタート。
1000名がヌラヌラと北麓公園を出発して、計測開始地点である胎内交差点を目指す。
うちは早めに到着してたのもあって、真ん中よりは前でスタートしたかな。

とにかくここが最後の調整地点。
一番下のギヤに落としてとにかく回転させ、心拍を上げつつ安定させる。
無理をしないながらも筋肉をほぐしながら。

雨は降らずに保ってくれた!
あとはひたすらに登るだけ。
目標が順位ではなくタイムだと言うことは、本当に戦うべき相手は自分だけだもんね。
今やらねば、いつやるってんだ!
やるしかない!
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●一合目の悪夢

胎内交差点を左折して、計測開始地点を通過。
ストップウォッチをスタートさせて、サイコンもリセット。
一合目までのうち、まず計測開始地点から料金所までの2kmほどが、傾斜がきついのよね。
ここで無理をし過ぎると、後に尾を引くことは自明の理(六甲山で痛い目を見た教訓w)。
だから、適度な獲物を見つけて着いていくことにw

ペース表を貼り付けた、同じチームジャージを着た二人組を発見。
会話を聞いてると、1時間半が目標で、先週に試走をしたみたい。
 「ちょっとこないだよりペース速くない?」
 「ほんとだ。このペースだと15分(1時間15分)だw」
って、おいおい、飛ばしすぎじゃないかwwwww
しばらくの間は着いていったけど、さすがにオーバーペースなので諦めて、違う人へ着いていくことに。

次に見つけた獲物は、ウェアやチャリに書かれた漢字を見てると、台湾の人っぽいなぁ・・・。
他には、Madoneに乗ってるのに、何故かリヤに泥よけを付けてる人とかw


平均16km/h以上をキープしながら、淡々と進む。
無理しすぎないように、でも無理をしてw
周りのハイペースに釣られすぎないように、でも着いていくようにw

4km付近にあるカーブを見ながら思い出した。
前回はこの辺で足が攣ったんだwwwww
んむ、今年は大丈夫!


一合目はとにかく遠い。
わずか5.6kmの距離なのに、全然辿り着けない。
たしか・・・こないだブログを読み返したら、前回は一合目を20分で登ったって書いてあったぞ・・・。
しかし・・・このペースだと20分に間に合わないぞ・・・。
おいおいおい・・・前回は足を攣った挙げ句、1時間半に3分遅れだったのに、それよりも遅いペースとか、完全にダメじゃないか・・・。
結局は一合目を21分で通過・・・。
ヤバイ・・・コレじゃダメかもしんない・・・。
平均時速は16.4km/hだから、ペース配分は間違ってないと思ってたのに・・・。

実はこの件、うちの記憶違いなのでしたw
前回20分で走ったのは、一合目手前にある5km地点(平均時速15km/h))。
前回は一合目を22分で通過してるから、その時よりも今回はペースは速かったのね。
これが次郎が作った当時のペース表。
単純に均等割してるわけじゃなくて、傾斜のきついところと緩いところを反映して、ペースが計算されてた。
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しかし・・・走ってる間はそんなことに気付くはずもなく、ダダ凹み状態・・・。
前回は途中からペースが落ちたんだと思いこむことにして、とにかく今のペースをキープすることにしよう。
じゃないと・・・もうチャリから降りるしかない・・・w




●喋る
一合目を過ぎる前なのか後なのか、もう今となっては思い出せないのだけど、とにかく霧雨が降り出したのね。
そう、本当に霧雨って呼んでいいほどの僅かな雨。
既に暑くなってジャージのファスナーを下ろしまくってた身体には気持ちいい。
路面が大幅に濡れるほどでも無く、前が見にくいわけでもなく、霧になってるわけでもなく。
こんな雨なら大歓迎。
もともと山頂や下界はガスってて見えてないから、風景が変わるわけでもなく。


前からどんどんと5000番台の選手が落ちてくる。
2000番台の女性選手達も落ちてくる。
そりゃもちろん容赦なく抜いていくぜw

路肩で止まっちゃってる人には声を掛けることにしてる。
応援好きの馬鹿だから、ヘトヘトだけど喋る元気はあるよ。
一言二言交わすだけで、お互いに気分転換にもなるしね。
孤独な戦いであることには間違いないけど、だからこそ周りと協力するのも大事。

かなり重めのギヤで、ダンシングしながらぐいぐいと登っていくTREK乗りが居て、緩斜面で追いついた時に「無茶無茶トルクがあるんですね」って話したら「そうっすか? 自分はこの登り方が合ってるんです」って言ってた。
んで、結局は千切られたw
はえ~。

LOOKのモンドリアンカラーに乗った人と、しばらくの間 併走することがあって「いいですね~LOOK」って話をしてたw
「自分の身の丈には合ってないんですが・・・」なんて話してたけど(勿論サイズの話しではないw)。
型番は見てなかったけど、さすがに695じゃないと思うw
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湿度は上がりまくった結果、グラサンが曇って来ちゃった。
中盤からはグラサン外して登っちゃうぜ~。


16.4~16.5km/hの平均速度は変わらないまま、ひたすら淡々と進む。
僅かでも斜度が緩いところにさしかかると20km/h位まで上げて。
ちょうど良いペースの人を見つけたら、何とか着いていって。

8km30分、16km1時間っていう平均16km/h計算のタイムも、無事にクリアできてる。
サイコン読みで表示される走行距離と、道路脇に設置された距離ポストとでは差があるので、距離が長いポストの方で計算しておけば間違いないだろうしね。

とにかく残りの距離と1時間半までの残り時間を換算して、今のペースで間に合うかどうかを常に気にしながら走ってたw
文学部出身で計算にやたらと弱いから、小学生みたいな計算方法でw
一合目は確かに前回より遅かったかもしれないけど(実際は速かったんだけどw)、とにかくこのペースで行けば1時間半切りは可能って思いながら。


いくつかの給水ポイント地点では、ボランティアの方が応援をしてくれる。
ヘトヘトなのに、馬鹿みたいに手を振って応えたりするうちw
えぇ、好きなんだから仕方ないんですよw
少なくとも前回よりは余裕があるなw
カメラの前でポーズを決めるくらいにはw
(しかし・・・写ってなかった・・・)

その代わり、ドリンクボトルを取るのは怖い。
そちらへ手を伸ばすと、ペースがおかしくなりそうになるのよ。
あ、水を飲むと呼吸のペースが乱れるってのもあってw
だから、あんまりドリンクは飲まなかったなぁ。
もちろん背中に入れたクッキーには手も付けず。


後半に入り、気付けば響いてくる太鼓の音。
4合目手前にある大沢駐車場では、恒例の和太鼓による応援が。
ここが17.2km地点。
一時間を少し回ったくらいで通過できたので、これまた良い感じ。
あとはこの後に待ってる急斜面区間をクリアできれば、目標は達成できそう。

しかし・・・ちょうどこの少し前、1時間を経過した辺りから、ヤツがやってきた・・・。
そう、両足の”ふくらはぎ”に、「ピクピク」とした攣る兆候が・・・。
やばい・・・やばいぞ・・・。
絶対にダンシングはしちゃダメだ。
んで、引き足も使わないようにしよう。
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18~20kmの区間は、再び傾斜がキツい。
特に19~20km区間はコース内で最大斜度となるため、山岳賞のタイムトライアル区間になるほど。
しかし、ここさえ我慢すれば、あとは平坦区間が待ってる。
ヘロヘロになりつつも平均16.4km/hからは落とさずに、何とかクリア。

そしていよいよ平坦区間。
ここでどれだけ稼げるかで、ゴール直前の急斜面に対する貯金が変わってくるから。
フロントをアウターに入れてぶっ飛ばす。
んで、何とか列車を組める人を探すんだけど、全然見付からないw
みんな、もっと飛ばそうよwwwww
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仕方なく単独走となり、思いっきり踏んでみる。
っていうか・・・今回の写真はこの付近のがほとんどだけど、周りに見付からない代わりに、みんなうちのケツに着いてるんだなw
下ハンを握らなかったのは致命的なミスだけど、そもそも握り慣れてないから仕方ないわな・・・。
しかし、踏んでも踏んでもこれまでの疲労の蓄積の影響で、速度が上がらない。
ダンシングしようにも、攣る恐怖が勝ってしまう。
だからシッティングのまま、トルクを掛けまくって。
39.8km/hまでしか出なかったけど、この状態なら上出来だと言うことにしようよ。

トンネルをぶっ飛ばしながらパスして、いよいよ最後の500mは急斜面。
既にゴールしている人たちが、下山待ちをしながら応援してくれる。
「あと200!」って声に「うっす!」って応えるけど、やっぱりこの斜面じゃ足は回らないぜ。
1秒でも速く、そう思いながら必死で回すんだけど。
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●栄光のゴール
ゴールは遠かった・・・。
やっぱり最後の斜面は辛いよ・・・。

今年は五合目駐車場が工事中のため、ゴール付近はめっちゃ狭くなってるのね。
そんな中、ようやく辿り着いたゴール地点。
(こんなにガスってたなんて、走ってる時には思ってもみなかったw)
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今すぐ停まって降りたいけど、しばらく先へ進まなきゃ邪魔になるから、惰性で進んで下車。
んで、ストップウォッチを停めてみる。
おおおおお!一時間半を余裕で切ってる!
ちょっと見にくいけど、時計のストップウォッチでは1時間24分58秒って表示が。
2320mってのは標高を示していて、スタート地点からは1255m上昇したことになってる。
サイコンの平均速度を見てみると17km/h。
距離は24.04kmだから、やっぱり道路脇のポストよりも、サイコンを信じてても良かったのね。
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●ケツ割れ祭

ガチホモではないw
とりあえずゴール地点から先へ進まないと、どんどんゴールしてくる人があぶれちゃう。
停まってしゃがみこみたいけど、そういう訳にもいかない。

とはいえ・・・もう動けないほどヘトヘト・・・。
チャリを降りて押しながら進むんだけど、ほとんどシロコに寄りかかったまま押してるだけ・・・。
隣を歩いてる人と「きつかったっすねぇ・・・」なんて話しながら。
この人も前回は3分足らずで1時間半を切れず、今回はクリアできたという、全くうちと同じ境遇。
お互いに「本当に良かったw」なんて話しながらも、ヨタヨタになってシロコに連れてってもらうw
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先にも書いたとおり、今回は五合目駐車場が工事中のため、ゴールの先をグルッと回った下山方向に荷物が置かれているとのこと。
雨のおそれがあるので五合目では合流せずに各自で降りようって3人で話してたけど、せめて一人ででもせっかくだから少しは写真を撮りたい。
売店付近にシロコを駐めて、単独で荷物だけ取りに行くことにする。
しかし・・・寄りかかる物が無い状態で歩くのは辛い・・・。
しかも、ケツの筋肉が痛すぎて、しゃがんだり立ったりする度に激痛が走るwwwww
いいんだ・・・それでも・・・。
全力を出し切らずにタイムを達成できないとか、そんなのよりよっぽどいい。

荷物を受け取って再びシロコの所へ向かう途中、荷物受け取りの列に並ぶ次郎を発見。
すぐさま目標達成したことを報告し、次郎よりも二分ほど速い結果に更に喜ぶ。
んで、このドヤ顔を取って貰うことにw
慌ててグラサンとヘルメットを被ってw
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次郎もいつもどおりのポーズで撮影。
今日のウェアは、「雨で汚れてもいいやつ」w
スネ毛は剃ってないから、レッグカバーを付けるという馬鹿w
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シロコの所へ戻って、写真を撮ったり休憩したり。
見上げると、ガスの切れ目から富士山の山頂が。
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売店付近に並びまくる、戦闘後の愛車達。
みんな、本当にお疲れ様。
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一方、ゴール付近から歩いてくる選手達は、みんなヘトヘトw
んで、どんどんとガスが出てくるw
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やよこもここまで、よく着いてきてくれましたw
跳ね上げた雨水で汚れてると思いきや、全然大丈夫だった。
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さて・・・山頂では痛チャリ、コスプレ軍団が集結している。
そして、その中心には・・・・居た!!!!!
キクミミさんが!!!!!
声を掛けて、響ちゃん写真を撮らせて貰った!!
「同じポーズにすれば良かったですね」って、どんだけサービス精神旺盛なんだ・・・。
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昨年もあっちゃんは「バゴーン」って抜かれたようだけど、本当に恐ろしい人ですよ・・・。
この姿のままママチャリで登って、1時間20分とかのタイムをたたき出すんすよ・・・。
もはや有名人なんですが、ママチャリゆえにスタートはかなり後ろ。
そんななか、このtweetがこれから先も伝説になるんじゃないかと・・・。
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あ、そうだ。
うちもこの写真を撮って貰わなきゃ。
近くにいた人に声を掛けて取って貰ったら、思いっきり指が掛かってた~w
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