昼飯時間が近付いたので、いったん宿へ戻ることに。
初回にも書いたけど、島内には食事を出来る店が無いので、宿は必ず三食付いてくるのです。
お昼は島らしさが特に有るわけでは無い、煮魚と餃子。
魚の種類はなんだったけなぁ・・・。
餃子は昨晩も頂いた「島だれ」を付けて食べると美味い。
本当に何にでも使える。
このニャンコは島唯一の商店軒先に居た子だけど、昼飯前に商店へ寄ってお土産っぽい物を見てたら「役場にもあるよ」って言う謎情報を手に入れたので、午後の活動は役場から。
そりゃ、牛まつりTシャツを買いに行ったときも観光案内所っぽい感じだったけど、やっぱりそうなのかw
一日ぶりの役場に行って聞いてみると、絵葉書セットはともかくとして「かるた」があるという斬新な情報。
絵葉書セットを買ったんだけど、今思えばなぜ「かるた」を買っておかなかったのか・・・。
誰か、今度行くとき買ってきてくださいw
冒頭のニャンコと同じく再掲だけど、こんな絵葉書を買った。
そういや役場の横に警察官のスクーターが止まっていたけど、「八丈島警察署」扱いなのね。
んで、赤字のナンバープレート(免税対象)ってのを初めて見た。
自動車のナンバープレートは品川だけど、スクーターはちゃんと「青ヶ島村」w
これも役場で発行して貰えるのかしら・・・。
さて、いよいよ青ヶ島観光の裏トップである所、ある意味では玄関口でもある三宝港へ。
昨日、散々歩いた火口の内側のジャングルを軽四で駆け抜ける。
んで、全長500mの青宝トンネル(いかに港を繋ぐトンネルが大事なのか、よく分かる名前よね)を抜けた先が、何度も写真で見た三宝港。
(写真は港側からトンネルを臨む)
これが! これこそが! 入り江になっていない為に太平洋の高波をモロに被って、就航率が4割(当時の話だけど、今もあんまり変わりなさそう)の港だ!!!!!
工事中の旧堤防には工事車両がたくさんあるけど、漁船の為の索道施設のせいで、やたらと「風のタクト」に出て来そうな風景w
ここは紹介した物がいっぱいあるので、興奮せずに順番に。
トンネルを抜けると、旧道を迂回する「青翔橋」で港へ下り始める。
橋の名前と、空の青さがとってもいい。
橋からみるとこんな感じで、どんどん港へ降りていく。
つまり、トンネルはけっこう高い位置に空いてるのね。
先の道路脇に映っているのが「落石防護施設」と付けられた「船客案内所」。
さっぱり意味が分からないけど、おそらく「あおがしま丸」の乗船手続きはここでするんだろうね。
見上げると、落石防止の為に塗り固められた絶壁が・・・。
ヘアピンカーブを曲がると、廃墟と化した三宝港待合所。
かつてはここが待合所だったけど、台風の高波で破壊されたので廃棄されたみたい。
現役当時は、屋上に温泉があったんだって。
港へ降り立つと、左手には印象的な旧堤防が、右手には新堤防が太平洋に突き出している。
新旧とあるけど、どちらも現役みたいで、延長工事が行われてる。
で、一番興味深いのがやっぱりこれ。
この港には漁船が係留しておけないので、船は港へ帰ってくると索道施設(ケーブルクレーン)で高台へ釣り上げられるのよね。
これと
これを使って
こんな風に青翔橋の横まで持ち上げて保管するんだって。
地元の方に聞いてみたら、船に乗る人はあのケーブルクレーンも操作出来るってw
残念ながらこのタイミングでは漁船の帰還を見れず。
旧堤防に近付いてみると、なにやら賑やか。
そう、ここは島で唯一の海水浴スポット。
とてつもない高波が襲ってくる、むちゃくちゃ深そうな海だけど、海へアプローチ出来る場所はここだけだもんね。
大人の方がちゃんと見守る中、楽しそうな島の子供たち(女の子も居たけど自重)。
港だってのに、こんな海の色なんだもん。
既成概念が崩壊するよね。
そりゃ泳ぎたくなるよ。
奥に見えてた幟の付いた屋台っぽいトラックは、やっぱり工事車両でしたw
観光客なんて殆ど無いのに、屋台が有るわけ無いよねw
潜水作業の為の、酸素を供給したりしてるのかな。
新堤防から島を振り返ると、完全に要塞。
取り付く島もないってのは、まさにこのこと。
もっと引いて撮ってみると、崩落で通行禁止になっている旧道が上の方に見えるね。
ほら、ちょっと横を見てみると、明らかに斜面の崩落は続いているもの・・・。
港の位置関係はこんな感じ。
ありがとうございます。
お住まいになったことのある方のコメントと言うことで、本当に嬉しいです。
ご指摘の通り、こちらの道を「旧道」と表記したのは適切では無かったようですね。
当時はトンネルが出来るまではこの道が使われていたんだろうと思っていたのですが、旧道は残所越へ繋がる七曲がりのルートだったんですね。
わたしも最近こちらのサイトで知りました。
http://yamaiga.com/road/tpr236_seihou/main10.html