●次郎の野望
とりあえず疲れ果てて動けそうにないので、コルナゴちゃんを柵にもたれかけさせて、うちは地面にヘタリこむ。
広がる雲海に見とれて、写真を撮る元気はあったけど。
しばらく休んだのち、ゴール地点から下る方面へ歩き出す。
次郎はもうゴールしたのか、あっちゃんは無事に走れてるのかって思いながら。
すると前から次郎がやってきたので、お互いのタイムを確認し合ったのね。
次郎の1時間20分は流石と言うしかないけど、うちのタイムには納得してない様子(笑)。
GW以来乗ってないと言う練習不足から、1時間40分とか50分のタイムとなって真面目に練習するという反省モードを期待してたらしいよ(笑)。
しかし・・・タイムから想像すると、どこかで間違いなく抜かれたんだろうなぁ・・・。
お互いに気付いてないけど・・・。
あっちゃんのスタートはうちの15分あとで、2時間で登ってくるとしてもまだしばらくあと。
だったらデジカメの準備をしようと思い、例の預けた荷物を取りにいくことに。
五合目駐車場に設けられた荷物置き場には、ゼッケン番号別に大量の「富士山ありがとう」袋がwwwww
そしてそれを取りに向かうチャリダーの行列。
うちもそれに並び、ついでに配布していたミネラルウォーターを3杯頂いてから荷物捜し。
すんなりと見つかったとはいえ、5000個の荷物は壮絶だなwwwww
荷物を引き取ると、再びゴール地点へ戻る。
で、駐車場からゴール地点を見上げると、冠雪の富士山頂上がクッキリ。
おぉ!全然気付いてなかった…。
青空との対比も見事なり。
●応援祭
ゴール地点に戻って、どこであっちゃんを待つか検討。
これはやっぱり、うちも一番きつかったトンネル出口で応援しかないっしょ。
というわけで、ゴール前200m付近で、立ちながら応援。
ちなみに猛烈な疲労のせいで、立つのにも座るのにも、お尻から太ももにかけた筋肉に激痛が走ります(笑)。
攣ったふくらはきは言わずもがな(笑)。
とにかくトンネルを抜けてくる全員に大声で応援。
君らの苦しみはめっちゃよく分かる。
うちもついさっき味わったんだから。
だからこそ頑張れ!
もう何百人に声を掛けたのか分かんなくなってきた。
あっちゃんのグループであるゼッケン8000番台の人も続々と上がってきた。
そんななか、トンネルの中からあっちゃんが!
「あっちゃん、来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」って叫び、急いでデジカメの準備をして撮影。
んで、リュックを抱えて、あっちゃんと並走することに(笑)。
「もう少し!頑張れ!行け~!踏め~!」って絶叫しながら、ゴールに向かって並んで走る。
とはいえデジカメを慌てて取り出したせいもあり、抱えたリュックは口が開いたまま。
その口からポロポロと荷物がこぼれる(笑)。
それを後ろから次郎が拾いながら追っかけてくる(笑)。
↓この写真の右側に写ってるの、荷物が落ちたことに気付いて振り返った間抜けなうちw
たたでさえ並走してるうちは目立ってるのに、その奇妙な様子に周りの観客はクスクス笑ってる(気がする)。
ラスト50mほどは計測機器などがあるから断念し「行け~!」って叫んで見送ることに。
●罪作りなメロンパン
落とした荷物を拾った次郎が追い付き、叫びながら走ったうちはバテバテで、しばらく動けないほど(笑)。
落ち着いたらあっちゃんを探しに行ったんだけど、すでに荷物を受け取って引き上げてくるところだったのね。
せっかくだからこの辺りで写真を撮りたいと思い、うちと次郎もチャリを持ってくることに。
んで、撮ってもらった写真がこちら。
あっちゃんがしばらく休憩し、うちは野望だったiPhone版「ラブプラス」で記念写真を撮ろうとしたところ、ARマーカーが上手く認識できず断念。
場合によってはフィニッシュラインで撮影しようかと思ったのに。
今気付いたけど、この頃から既にガスが出始めてるね・・・。
全員落ち着いたので、くららから要望されていた「五合目メロンパン」を手に入れるべく売店へ。
しかし…人気商品なのか大行列。
とは言うものの、甘いもの好きなうちらが諦めるはずもなく。
行列に並びながら、露天の焼き草餅も注文。
さらには五合目登頂記念のスタンプを、ウェアとゼッケンに押してみた(笑)。
ウェアは目立たないけど、ゼッケンのはいい感じ。
って、写真はウェアだけどw
行列がなかなか進まない理由は、半分くらいに辿り着いたところでようやく気付いた。
一度に焼き上がるメロンパンの個数が少ないってこと。
僅か数十個の焼き上がりにも関わらず、焼くのに10分以上はかかってる。
1箱3個のお土産ボックスに入ったブツをみんなが何個も買っていくから、全然進まないのよね。
一方で下山の最終時刻が迫ってきたのね。
五合目からの下山は集団でゆっくりと、ってのがルールなのよ。
下山準備の整った選手から集合地点に集まって、10分おきに一列で下っていくって感じ。
で、その最終が11時15分なのね。
とはいえ、大会の為の富士すばるラインの通行止めは12時半までだし、たとえ通行止めが解除されても、個人的に下りていけばいいんだし。
あ、富士すばるラインは有料道路だけど、自転車走行はオッケーなのよね。
ってなわけで、下山時刻には間に合いたいけど、無理なら無理でまぁいいかって感じで居たのね。
最終の下山グループも、すぐにはスタートしないだろうし。
うちらの前に並んでいた3人組の手前でメロンパンが無くなったのは、最終下山時刻の10分前。
決断を迫られたうちらが(というか、うちが)くだした結論は「せっかくだから記念に食いたい」ってこと。
最終にはギリギリ間に合いそうだし。
「焼き上がりまで、あと6分!」、焼き釜から告げられる声にどよめく行列(全員、参加選手w)。
そしてようやく我らの前にやってきたメロンパン。
●強制連行
受け取るとダッシュでチャリンコを置いた場所へ戻るも、そこにはスタッフの方が。
「もう時間を過ぎたから下りれないですよ」と無情の宣告。
聞けば監視しているパトカーが居て、約束している時間を過ぎても下山する選手が居た場合は、来年の開催も出来なくなるとのこと。
そりゃそんな状況じゃ無理は出来ないよね。
とりあえず富士山とメロンパンの比較写真を撮っておくことに。
もう、めっちゃガスってきてる。
コルナゴちゃん達はトラックに回収され、うちらはバスで下山することに。
まさに強制連行バス。
しかもめちゃめちゃ冷える下山用に、冬の格好で着込みまくってるから暑い。
なのに座席が狭すぎて脱ぐことも出来ないw
ってか、ヘルメットぐらい脱げよwwwww
バスの中で爆睡し、下山して富士北麓公園に着いたときには、既に閉会式のまっただ中。
そんな中うちらはチャリンコが回収されて搭載されたトラックを待ち、トラックの荷台の中で無惨に積み上げられたコルナゴちゃん達に真っ青になり、受け取って無事であることを確認してた。
既にガスに覆われていた、でも偶然見えた富士山を眺めながら。
ついさっきまであそこにいたんだなぁって思いながらね。
●吉田のうどんの憂鬱
閉会式では表彰が行われた。
で、45~49歳の部では片山右京が4位(1時間7分!)になり、ちょうどインタビューが行われたのね。
開会式に引き続き、泣ける挨拶をする右京に、みんな惜しみない拍手を。
表彰式後、ステージから降りてきた右京と共に、プレスへの写真撮影へ鶴見辰吾も乱入。
会場の端では参加者のために吉田のうどんが振る舞われてる。
いわゆる「ご当地うどん」だけど、単にキャベツが入ってるだけだと思ってた。
「これ、うどんを湯がく時間が足りてね?」とは、3人共通の感想。
かえって調べてみると、どうやらアレで正解らしいのよ。
芯が残るほどのコシが吉田のうどんの特徴らしいけど、いや あれはやっぱりイマイチだよw
もう少し考え直した方がいいですw
●帰宅
うどんを食い終えると駐車場へ戻り、コルナゴちゃん達を車へ積んで出発。
とにかく疲れたって事と、今すぐに動いても帰宅する車が多いんじゃないかってことで、昨日も行った温泉へ向かうことに。
で、ゆったりと浸かって疲れを癒す。
うだうだと色んな感想を3人で話しながらね。
次郎とはここで別れて、うちとあっちゃんが関西方面へ出発したのは14時半頃。
とにかく早く帰って眠りたいw
渋滞を避けるためにも、往きに通った富士の東側ルートではなく、西側から迂回して東名高速へ向かうことに。
これが大正解で渋滞にかかることもなかったのよね。
東名に乗ってからも、名古屋手前の事故渋滞以外は順調順調。
あっちゃんを送り届け、我が家へ到着したのは22時。
もちろんバタンキューだったなり。
というわけで、今年のMt.富士ヒルクライムは終了。
最終結果は以下の通り。
(総合順位にアスリートクラスは含まれておりませぬ)
出場種目:男子35~39歳
距離:24 km
タイム:1:33:06
種目別順位:492/1040
総合順位:1814/4668