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by boil-achilles
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神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)


●オッサンの愛情

目覚めたのは4時半。
目覚ましも無しであまりの早起きっぷりに、自分でもワロタ。
朝食は本来7時からだけど、6時半くらいには出来上がってるかなぁってオッサンが言ってたから、出発の時にツマめるタイミングで起きようと思ってたのにね。
もう一眠りしよっかなぁとも考えたけど、早く出発すれば指宿でゆっくり出来るし、指宿からのフェリーの時間も気にせずに走れるし。

荷造りをしてチェックアウト。
オッサンが奥で朝食の準備をしている音が聞こえたから、「おっちゃん、やっぱり、はよ出るわ」って声をかけて。
そしたらオッサンは「せめてサンドイッチだけでも食べていきな。コーヒーも入れてあげるから」って、6切れほどのサンドイッチを持ってきてくれたのよね。
そんな好意に甘えないわけがないじゃない。
朝からたっぷりのサンドイッチを頂いたよ。

その上、オッサンは一個一個ラップに包んだバターロールを出してきて、「これも持っていきな。お腹すくだろうから。傷むから中は入れてないからね」って渡してくれたのよね。
オッサン…あんた最高だよ…。

そんな素敵な1日の始まりと共に、出発したのは6時前。
そろそろ日が昇り始める頃だね。
とりあえずは昨日行くのを諦めた串木野と吹上へ。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_018975.jpg


3号線は隅之城バイパスとなり、太い2車線のまま伸びてる。
軽快に走ってる…はずなんだけどな。
微妙に軽快感が少ない。

バイパスが終わると、昨晩 懸念した通り、串木野への道中は1車線の山だったよ。
とはいえ、昨晩の薩摩川内手前よりはマシかもね。
まぁ、明るいときに走ったら、そういうもんかもしれないけどね。
でも、上の航空写真を見ると、やっぱり暗くなってから走らなくて良かった・・・って思うよ。


6時半、これまでの3日間、出会ったり別れたりしてた3号線に、最後の別れを告げる時が来たのね。
このまま3号線を進めば鹿児島市内に入るけど、うちは270号線に入ってそのまま南下するのよ。
んむ、マジでさらばだ。
ここまで17kmなり。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_23545223.jpg



そういや昨日のボロボロになった身体で全然気付いてなかったけど、阿久根市へ入った時点で鹿児島県に入ったということやったのね。
それとも長島に入った時点で既に鹿児島県だった?
これで7県目だねぇ。


270号線は3号線に比べて地味だけど、走りやすさは問題なし。
どちらかというと、自分の足がイマイチ回んない感じだわ。
きっと、昨日の爆走で足を使い果たして、快復出来てないんだろうなぁ。

吹上付近で自転車道入り口の標識が出てたけど、入り口まで数キロもあるからスルーで。
すると日吉町吉利の辺りで「自転車道500m」の標識が出てきたのね。
こんなに近いならどんなのか見てみようかねぇと思い、270号線を離れて自転車道へ。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_054292.jpg

自転車道横に設置された案内板によると、この自転車道は「吹上浜砂丘自転車道」。
吹上浜はかなり大規模な砂丘になっているそうで、砂丘そのものは一般車両だと走行禁止だけど、この道を使うことで自転車は走れるらしいよ。
終点が加世田市小湊だから、今日の目的地を考えると少し西だけど、国道よりもスムーズで楽しく走れるかなぁって思ってね。
というわけで、予定を変更して自転車道を突っ切ることに。

周りの雑草が延び放題とはいえ、車も信号もないから走りやすいのよ。
ところどころで通学の学生がいるくらいで、ほぼ無人だし(笑)。
反対方向からロードでやってくる爺さんが居たので挨拶を。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_064230.jpg

とはいえ、まだまだ砂丘は走らない。
ずっと畑とかの横を(さっきのリンク先を見てみると、うちが走る手前までが砂丘だったみたいね・・・)。
その上、いくつかの分岐点では自転車道の標識があったのに、途中で見失っちゃって、気付けば自転車道とは全然違うところを走ってた(これまた、さっきのリンク先を見てみると、間違えて当然って感じだわね・・・。)。
わざわざ探して復帰するのも面倒なんで、270号線へ戻ることにした(笑)。



●忘れてた「その目誰の目?」

8時半、南さつま市に入ってローソンで最初の休憩を。
んで、気付いた。
GPSロガー、電源は入れてたのに、スタートボタンを押してなかったwwwww
馬鹿wwwww
今日は取り立てて変わったルートや、激しいアップダウンを走ってきたわけじゃないけどね。
というわけで今日の正確な軌跡はここからスタート。
ここまではルートラボで辿るとしますかね。
ちなみに時刻は8時半、ここまで50kmジャスト。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_074100.jpg



今日も少し曇ってるとはいえ、坂を登るとやっぱり暑いなぁ。
大したことないとはいえ、南さつま市から枕崎市の間は山が広がってるのよ。
いや、薩摩半島の南側は、全体的に山っぽいな
だからゆらゆらノンビリと坂を登り続けてたのね。
あぁ、交通量は少ないから、走りやすさは問題なし。

270号線が県道275号線と分岐する辺りから、しっかりとした山が登場。
ところどころ5%とか7%の登りが来るしね。
あ、でもやっぱり全然気持ちいい走りが出来るのよ。


9時過ぎ、そんななか登り切った坂の上に、道の駅みたいな施設が。
南さつま地域交流センター」だって。

この辺り、津貫(つぬき)の名産はミカンらしいよ。
熊本や鹿児島の幾つかでミカンが名産のところもあったけど、こうやってちゃんと見るのは初めて。
ホントは暑いからソフトクリームが食いたかったけど売店が開いてなかったw

外にはこんな風にミカンが大量に並んでるのね。
よく見てみるとミカン農家ごとに商品が分けられてて、それぞれ試食出来るみたい。
というわけで、いくつか摘まませてもらったwwwww
疲れてる身体に柑橘系のビタミンが染み渡って、めっちゃ幸せな感じだわ。
うめぇうめぇ。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_040434.jpg



そして枕崎市に入ったのは9時半頃。
さっきも書いたように、ご覧の通り薩摩半島の南側は山だらけ。
とはいえ、昨日の長島と違って走ってて楽しいアップダウンだから(笑)。

枕崎市に入ると、基本的には下りで海を目指す。
え~っと、これが出発の薩摩川内から枕崎港までの高低差ね。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_042159.jpg





●九州縦断とカツオ教室

9時45分、ついに枕崎港へ到達!
本州に続いて、九州も西側ルートで縦断成功!
何もない漁港だけど、一人で感慨深くなってたw
西側ルートは強烈な山越えが無かったから、短い期間で走れたんだろうねぇ。
東側ルートだと、状況は違ったかも。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_0432063.jpg



さて、去年の大間は「マグロを食う!」って目的があったけど、枕崎は何が有名なんだろうと思いながら走ってたのね。
そんななか、枕崎市の標識にはカツオの絵が。
鹿児島県は全国の7割の鰹節を出荷しているらしく、その大半がこの枕崎らしいのよね。
だとすれば、美味い鰹が食えるはず、そう思ったのはここ30分ほどの話(笑)。


予想通り、港の近くには観光用市場もどきや、鰹加工直売工場なんかがいくつかある。
あ、そうそう。
去年に引き続き、今年もパスタ屋仲間で食べる土産を買って帰ろうと思ってたのね。
だから、食事と土産の目星をつけに、それらを覗いてみることに。

工場(枕崎市かつお公社)ではタタキや刺身が大量に冷凍された状態で売られてる。
しかし…種類が多すぎて、よく分からないwwwww

戻りかつおってのは、何となく聞いたことある。
「ぶえんかつお」ってのは何だ?
「B1かつお」って何だ?
血合抜きと、そうでないのがあるのは何故だ?
タタキと刺身はどっちが美味い?
マグロも売ってるけど、値段が付いてないのは何故だ?
鰹節も土産としては素敵だけど、みんなで食うには向いてないよな。

そんなことを思いながらも気付いたことは一つ。
当たり前なんやろうけど、去年の大間のマグロと比べたら、鰹の値段は楽勝ってこと(笑)。
ちなみに「B1かつお」とか、「ぶえんカツオ」の解説はこちらとかこちらで。
「B1かつお」ってのは「ブライン凍結(急速冷凍)一級品のカツオ」ってこと。
「ぶえんカツオ」は公募で決まったB1かつおの愛称で、「無塩」が訛ったもの。
「塩をしなくてもいいほど新鮮」っていう意味で、一本釣りしたその場で活け締め・血抜きして急速冷凍することで、新鮮なまま提供できるカツオのブランド名らしいよ。

神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_22291096.jpg



工場を出ると観光市場(枕崎お魚センター)へ行ってみた。
いやぁしかし酷い。
平日の午前中の観光市場なんて、全くやる気を感じられない(笑)。
あっという間に出てきちゃった(笑)。


土産はおいといて、とりあえず鰹を食べたいと思って、駅方面へ向かうことに。
ところが、港にある荷捌き場方面に素朴すぎる手書きの看板が・・・。
「市場食堂10時-14時営業中」
これは…行かねばならん…。
食堂がうちを呼んでる…。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_014017.jpg

港に行ってみると確かに水揚げ場があって、漁協の建物(枕崎市水産センター)がある。
んで、その漁協の横に休憩所とか売店があるのね。
これは…再び感じた予感。
間違いなく港関連のオッサンを対象にした食堂だわ…。
上のストリートビューの右側の建物がそう。
立ってるオッサンたちとか、市場のオッサンが乗ってるチャリンコとかが、いかにもそれっぽいw
ちなみにこれ、もう一歩近づくと、ゴム長が干してあるのよ。
こんな感じでw
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_0163819.jpg

喜んでコルナゴちゃんを止めて意気揚々と入ったら「今は朝食だけの提供だけですけど、いいですか?」っておばちゃんに聞かれる。
なん…だと…?
って、まだ10時過ぎだし、仕方ないか…。


諦めて店を出て、今度は駅へ行ってみることに。
南の端の終点も見ておきたかったし、駅前にも食事が出来るところはあるんじゃないかって。
これまた、駅が分かりにくい。
嫌がらせみたいな場所にある(笑)。
どう見ても駅前なのに、駅が無いのよね。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_0593754.jpg

wikiの写真を引用させてもらうけど、ほらこんな風にドラッグストアの脇の路地から入るという…。
駅そのものもビックリするほど簡素な物。
南端の終着駅だという派手さも地味さもない、中途半端な感じというか。
かつて(と言っても2006年まで)、100m先に駅舎があった頃は、もっと立派だったみたいだけどね。
今の駅にはちょっとした案内板が立ってるんだけど、移転の理由が「奥歯に物が挟まったような」ボカシ方で、面倒な土地の問題があったんだろうなぁ、と想像したり。

さて、アメリカ横断ウルトラクイズにおけるグァム到着の際の「機内ペーパークイズの結果が分かるゲート」そっくりのをくぐって駅構内へ。
って、もちろん無人駅。
実際に、線路脇は撮影ポイントの看板まで立ってるしね。
最北端である稚内駅と比べると圧倒的に情緒はないけど、それでもやっぱり撮影したくなるよね(笑)。
枕崎港へ着いたときのような感慨はないものの、南っ側の端っこの駅も制覇したという満足感は大きいよ。

駅を出て、駅前でカツオが美味そうな店を探してみたんだけど、やっぱり開店時間は11時くらいからなんだよね。
う~ん、見つからないなぁ。

再び港方面へ向かいながらフラフラと走ってみる。
すると、とある建物が目に入ったのね。
そこは漁協の購買部。
中に入ってみると・・・やっぱり鰹が売ってる。
さっきの食堂もそうだけど、漁協がやってるんならヘタな物は扱ってないはずだと思ってね。
やっぱり戻り鰹も、ぶえん鰹もあるから、よく分かんないや(笑)。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_11198.jpg

店のおばちゃんに聞いても要領を得ないけど、とにかくぶえん鰹がお薦めっぽい(笑)。
だったらそれにしようかねと、フルサイズとハーフサイズを1㎏ずつ買って、送ってもらうことに。
まさにこの漁協の通販で買えるブツも値段も同じ(笑)。
って、通販だと、5000円以上は送料無料じゃないか(笑)。
あ、調理(解凍)方法を解説した紙も大量に詰めて貰ったのよね。
んで、このときに買った鰹が、さっき書いたB1かつおとかの解説の下にある写真のね。
ニンニク醤油で食べたら、めちゃめちゃ美味かったよ。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_145429.jpg



さてさて、土産も買えたことだし、今度こそ鰹を食したい(笑)。
上の地図の通り枕崎市街をウロウロしまくって10時40分を回ったから、そろそろ市場食堂に再突入してみるか、と思って再び港へ。
二度目の食堂には客が全く居ない状態だったのね。
大丈夫かなぁって思いながら、厨房に向かって「タタキ定食、たのんます!」って叫ぶ。
さっき土産として買ったのは刺身だから、次はやっぱりタタキでしょ(笑)。

「冷たい方がいいよね」、どうやらセルフサービスだったらしい(お店の性格上、そうだわな)お冷やを、おばちゃんが持ってきてくれる。
「うちの息子も神戸で働いてるのよ」というおばちゃんと、しばらく話して、出来上がるのを待つこと10分弱、ついに届いた「タタキ定食(900円)」。
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「おかあさん、これ何?」って真ん中の黒いのを聞いてみると、カツオの角煮だって。
なんだそれ!美味いに決まってるじゃない!
タタキは言わずもがな、左上のもカツオの酢味噌あえという、ホントにカツオ三昧。
あ~ビールが欲しいぜ(笑)。
もちろん白飯もガッツリ入ってて、腹いっぱい大満足wwwww

そうしている間に、市場関係者が何人かやってきて、日替わり定食を頼んでる。
んで、凄い早飯だったりとかwwwww
この人達は会計をしてないのね。
市場関係者や漁協関係者は、まとめて清算する仕組みがあるのかもね~。



●麗しの開聞岳

質も量も大満足した昼飯を終えて、枕崎を出発したのは11時20分。
これから薩摩半島の南端を東に向かって、国道226号線を走るのよね。
この時点で走行距離は80km。


もう何度も走り続けた海岸線だけど、今日は楽しみにしてたことがあったのね。
開聞岳がめっちゃ綺麗、って聞いてたから。
相変わらず地味アップダウンを繰り返しながら、開聞岳が見え始めたのは12時過ぎ。
あいにく快晴じゃないから少し霞んでて雲を被ってるけど、その姿は確かに美しい。
なるほどな~。
(しかしこの写真・・・電柱だ、電線だと、最低の写真だなw)
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_2212483.jpg


風景に反比例して、足はどんどん回らなくなってきたのね。
んむ、きっと昨日の爆走で足を使い切ったせいで、今日も足が売り切れるのは早い(笑)。
アップダウンがあろうがなかろうが、20km/hに辿り着かないスローペースになっちゃったよ(笑)。
まぁ、指宿を16時のフェリーに間に合えばいいんだから楽勝。

本日の100km地点は12時半に西頴娃駅付近。
ちなみに「頴娃」と書いて「えい」と読むなんて、どう考えても知ってなきゃ無理だわwwwww
目の前に写ってる山が、違う角度から見た開聞岳かと、真剣に考えたりもした(笑)。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_223297.jpg



いや、どう見たって、この美しい薩摩富士とは違うな(笑)。
3年前、屋久島へ行くために初めて鹿児島に着いたとき、桜島が鹿児島市民の故郷のイメージそのものであり、常に心の中にあるんだと感じたのね。
だったら開聞岳だって、この辺りの人にとっては同じような存在だと思うのよ。
この姿と大きさは、心に根をはるに違いないもん。
なんか、ガイドブックみたいな写真だな(笑)。
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いよいよ開聞岳の麓を通過。
924mの標高が示す通り、あまり背が高くないからこそ、その大きさが現実感を持つのね。
何て言うんだろ、富士山みたみなでかい山なら、その全貌を間近で捉える事って出来ないじゃない。
でも開聞岳の場合、海岸線にボッカリと生えた三角錘だというのも相まって、麓から(つまりは標高0地点から)山頂までを、ほんと目前に捉えることが出来る。
う~ん、上手く表現出来ないなぁ。
簡単に言えば、作り物みたいなのよ(笑)。
いやホントに、ピラミッドを前にしたらこんな印象だろうなって思うはず。
それぐらい唐突に置いてあって、それでいて全体を認識出来るギリギリのでかさで、しかも迫力があるというか。
やっぱり、何が言いたいのか分からんな(笑)。
いつかは登ってみたいなぁ。

あ、何となくゆったりと眺めながら通過したい気分だったので、写真はありませんともw
そうだ、さっきの写真は、この左上のカメラマークで撮ったのね。
およそ麓まで2km、頂上まで2kmってとこかしら?
山の三方が海に囲まれてるって事が、よく分かるよね。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_2284062.jpg




麓をゆっくりと通過して、この中途半端に曇った天気が、余計に迫力を増してるんだろうな、なんて思いながら、一方で心は既に指宿へ(笑)。

そんなうちを嘲笑うかのように、現れた標識「日本最南端の駅」。
なん…だと…?
いや、もちろん気づいてたのよ、枕崎駅はあくまでも終点であって、それより南にいくつかの駅があることを。
とは言え、まさかこんな風にアピールしてるなんて思って無かった。
交差点を曲がって、西大山駅へ直行(笑)。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_2295548.jpg

垂れ幕が下品だけど、それでも枕崎駅よりよっぽどいい。
やっぱりコルナゴちゃんで写真を撮るしかないじゃない。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_2210469.jpg

もちろん無人駅だけど、ホームに設けられたバス停のようなベンチには、列車を待つ(?)鉄ちゃんっぽい3人組が。
旅人同士、「ちわ~」って挨拶をしてみたり。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_22105262.jpg

いや、この駅はとってもいい。
なによりも「最果て感」とか「寂寥感」があるもの。
ホームの前には畑だけが広がり、西を向けばドカンと開聞岳が。
国道から離れていないとは交通量も少ないし、周りには漬け物会社以外の住居はないから、めちゃめちゃ静か。
ベンチに座ってまったりしたくなる気持ちもよく分かる。
神戸発 鹿児島行き 6日目まとめ前編(10/1 薩摩川内~枕崎)_c0105957_2213455.jpg



誰も居なかったら本当に長居したかったけど、温泉がうちを呼んでるってな訳で出発したのは13時半。
長崎鼻」というインパクト抜群の地にもかなり惹かれたけど(もちろん名称だけじゃなくて、薩摩半島最南端という地理的にも)、それさえもスルーして向かうは指宿。
ところが・・・ここに来て予想外の展開。
226号線は成川バイパスとなり、いきなり標高を上げ始める。
瞬間的ではあるけど、平均斜度が7%を越えたりとか。
え?指宿の手前って山だったの?
その上、坂のてっぺんではお約束のトンネルが。
しかも歩道なしの対向一車線とかwwwww
いくら交通量が少ないとはいえ、500m近いトンネルだから怖いよ・・・。
覚悟を決めて飛び込んだら、まったく車に出会うことはなかったけどw


トンネルを抜けると指宿までは一気に下るだけ。
いやぁ、まさかこんな所に山があるなんて・・・完全に油断してたよ・・・。
しかし、油断はこれにとどまらない・・・。
坂を下りきって指宿の中心地へ入る時の信号待ちで、危うく立ちゴケしそうになったよ・・・。
コルナゴちゃんは完全に倒れ掛けてたよ・・・。
しかもその時、リヤディレイラー付近からは、水が大量に出てきたよ・・・。
二日目の雨中走行とかで、フレームの中に水が溜まってるのかも・・・。
帰ったらすぐにメンテナンスしないと・・・。
by boil-achilles | 2010-10-14 23:44 | チャリンコ | Comments(0)