というわけで酒蔵の見学終了~。
あとは留萌まで移動するだけだ~。
その前に・・・外にもある水汲み場で水を補充しながら、おやつにパンを食べようwwwww
さっき中で飲んだ水と同じだと思うけど、暑寒別岳の伏流水らしいよ。
冷たいな~。
座りながら考える。
あれ・・・?
関空のカウンターで発券するとき、いつものクレジットカードを出したよな・・・。
その時に回収し忘れたんだろうか・・・?
慌ててiPhoneでJCBのサイトにログインして、最後に使った日を確認しようとする。
すると「カードが使用停止になっているため・・・」というメッセージが。
やっぱり!どこかで落として届けられてるのか!!
すぐにJCBの紛失相談デスクへ電話。
んで、よくよく聞いてみたら、昨日のチャリンコ屋さんで受け取るのを忘れてたみたいでwwwww
そうだ、昨日使ったwwwww
「店で保管していただいているので、引き取りに行ってください」って、もう100km以上離れてるよ!
戻れないよ!
次はチャリンコ屋さんへ電話。
うちが帰宅する日付近に自宅へ届く様に、送ってもらうことにしたのでした。
このやりとりに30分も掛かるという間抜けっぷり。
今日も宿には早く着き過ぎちゃうかもなんて思ってたけど、全然そんなことないwwwww
それにしても・・・受け取ってJCBへ連絡するまではカード停止状態とは言え、使えなくてもあまり困らないけど(いや、その間に決済される物があれば困るけど)、紐づけているおサイフケータイのQUICPayが使えないのはめっちゃ不便だなぁ・・・。
チャリンコ乗りにとって、おサイフケータイって便利でピッタリなのよ。
グローブをはめてるから、小銭を扱うのも面倒だしね。
●夕日の綺麗な萌えの街
というわけで増毛を出発したのは16時。
そうそう、この酒蔵付近は同様の趣ある歴史的建造物が立ち並んでるのですよ。
目的地の留萌までは20km。
相変わらず海岸線を走り続けますよ。
うん、もう天気はバッチリだね。
今日こそは夕日も見れるかな。
舎熊駅付近の海岸には、突如として釣り竿が並びまくる。
車もめっちゃ停まってる。
なんだこれ?
平日の夕方だというのに。
(どうやら、カレイ釣りみたいね)
せっかく夕日も出てきたんだから、今回もこれをやっておこ。
夕日で延びた影。
女子高生に迫る影!
って、ちっさいから見えないなwwwww
17時前、留萌市街へ入る頃には夕日も海へ落ち始めてた。
留萌の一駅手前である瀬越駅付近は高台になってるので、海までの見晴らしも抜群。
水平線に沈む太陽も見えるかなぁ。
朝、出発前に軽くチェックしたとき、ライダーハウスは留萌駅付近だった気がしたから、とりあえず駅まで行ってみる。
お~、かなり大きな駅だねぇ。
左上にこっそり写ってる「FMもえる」が気になるなwwwww
あぁ、そうだ。
誰もが思いつくのか、「萌え」に乗っからないわけがなく。
この地を走る「沿岸バス株式会社」は「萌えっ子フリーきっぷ」を発売してるw
今期は「絶景領域・萌えっ子フリーきっぷ」らしいよwwwwww
駅に設置してある観光案内図にはこんな絵が。
色々と複雑な感情が湧いてくるぜwwwww
あ、やっぱり夕日が綺麗な街なんだ。
●無料という甘い蜜
今宵の宿は「みつばちハウス留萌ARF」。
この先、どこへ行っても「ARFか!」と言われるほど、貧乏旅行者には有名なライダーハウスなのよね。
なんてたって無料だから。
噂に聞いては居たけど、無料のライダーハウスって本当にあるんだ・・・そんな気持ちで今日は一日中走ってたのね。
んで、駅前でサイトをチェックして場所を確認。
ARFは本当に駅近。
駅前商店街の中にあるのですよ。
あっという間に着いちゃった。
入り口のガラス窓には、利用案内が貼ってある。
それによると、建物は確かにここだけど、受付はライダーハウスを運営しているバイクショップ「サカエヤプラスワン」にあるって書いてあるのよ(あ、サカエヤプラスワンでもスポーツバイクの取り扱いがあったんだ・・・)。
どこにあるんだろって地図を見てると、中からメガネ君が出てきて「ご利用ですか?」って。
ここでも受付してくれるってさ。
そのまま中にコルナゴちゃんを入れて奥に停めさせてもらう。
なるほどなるほど、バイクもこうやって室内に置けるなら、色々と安心で便利よね。
んで、入り口に戻って、宿泊の手続きを。
無料ゆえにかなり細かな規則があって、全部にチェックを入れなきゃいけない。
それが終わるとメガネ君による館内説明。
洗濯機までが無料で使えるのは嬉しいなぁ・・・。
あ、もちろんカンパはするけどね~。
説明が終わると2階の宿泊場所へ。
「寝袋使ってもいいですよ」っていうメガネ君と、「スリッパ、持っとるか?」という爺さん(硬いブーツやチャリンコシューズの場合、階段の上り下りがうるさいから、らしいよ)に見送られて、階段を上る。
うほ!ひろっ!
え~っと、ちょっとした体育館というか、住宅街の集会所なんかよりはよっぽど広い感じ。
あぁそうだ、広い道場って感じだ。
部屋の隅には大量の布団が積み上がってるけど、荷物が全くないってことは他に客も居ないのかな・・・?
●「全部食べたんですか!?」
よし!とりあえず飯を食って風呂に入ろう!
メガネ君に銭湯の場所を聞いて、先に晩飯へ向かう。
もう、夕日の事なんて忘れてたwwwww
晩飯を食う場所も決めてるんだ。
「0円マップ」に載ってた「漁師の店 富丸」の「漁師のかき揚げ丼」。
10食限定って書いてあるけど、大丈夫かしら?
ライダーハウスから歩いてすぐそこにある店にたどり着いて、ちょっと躊躇っちゃう。
うちは相変わらずチャリンコの汚い格好をしてるのに、お店はちょっと敷居が高い気もするから。
まぁ、ここまで来て、そんなことを気にして入らないってのも勿体ないね。
カウンターに案内されたよ。
そこら中に書かれたメニューが、どれも美味そうに見える・・・。
目の前の冷凍ケースにはウニが並んでるしね。
しかし・・・今日は「かき揚げ丼」を食うんだ。
「漁師のかき揚げ丼、お願いします!」、お姉さんにそう伝えると「残されても、お持ち帰りは出来ませんけどいいですか?」と念押しをされる。
残すわけがない!チャリダーの消費カロリーを嘗めるんじゃねえ!
久しぶりに新聞を読みながら、その時を待つ。
出てきた「かき揚げ丼」を見て、想像していた以上の大きさにちょっとビビッた・・・。
これ・・・食えるか・・・?
いや、残すわけにいかないぜ!
あ、950円って値段は、パネェって思いますよ。
さすが「漁師の店」だけあって、かき揚げの具は充実してる。
タマネギとイカがメインだけど、かなり美味い!
タレも甘過ぎず、いい感じ。
添え物のイカの煮付けとか、エビの頭入り味噌汁だって旨いんだぜ。
勝ち負けでいけば「少し手強かったかな」ってぐらいだったけど、実際かなり腹が苦しいwwwww
んむ、完食。
レジに立つのは注文を取りに来たお姉さんで、「全部食べたんですか!?」って、食べられないことが前提のメニューなのかwwwww
もちろん食べるに決まってるwwwww
店を出たのは18時なのに、既に陽は落ちて暗い。
随分、陽も短くなったなぁ。
照明の色がエロイ感じの店に見えるw
よし、次は銭湯だ。
これまた徒歩圏内。
いかにも商店街の中にある銭湯。
もう、宇和島の時の失敗は繰り返さない。
とはいえ、シャンプーは道後温泉の時のを持ってきてるけど、石鹸を買ってくるのを忘れたwwwww
番台のオバチャンに「中に石鹸はある?」って聞いてみたら「無いですよ。これ使ってちょうだい」って、石鹸箱に入った使い古しの石鹸を渡されたwwwww
ありがとうwwwww
しかし、こういう銭湯はどうしてこんなにも熱いのかwwwww
●台風とかwwwww
銭湯を満喫し、コンビニで明日の朝食なんかを補充してARFへ帰還。
メガネ君に「もう一人、チャリダーの人が来ましたよ。今、すれ違いませんでした?」って言われたけど、気付くわけねぇ。
その人も、今銭湯へ向かったらしいんだけど。
JAMISのAURORAに乗ってる方ですよ。
2階へ上がって荷物を整理したり、ケータイを充電したり、みんなにメールを返したり。
いよいよ台風はこっちに向かってるって、マジかよ・・・。
名古屋でも100万人規模で避難勧告が出てるとか、マジかよ・・・。
あ、そうだそうだ。
洗濯しなきゃ。
小樽のライダーハウスでは洗濯できなかったからね。
一階へ下りて洗濯機をぐるんぐるん。
こういうとき、他に客が居ないって便利だな。
っていうか・・・この爺さんはいったい何なんだ・・・?
客なのか・・・?
スタッフなのか・・・?
よく分からん・・・。
洗濯機の使い方も、爺さんが教えてくれたんだけどね。
洗濯が終わって2階の窓際に干し終えてから、1階にあるリビングへ。
メガネ君は居なくて、爺さんが昭和歌謡を満喫してた。
あ、噂のチャリダーが居る。
彼は小樽出身、東京在住のサラリーマン。
うちと同年代か少し上ってとこかな。
けっこう切れ者っぽい、背の高いイケメン。
んで、カロリーメイトを囓りながら、ポカリのペットボトルをゴクゴク行ってるwwwww
爺さんはやっぱり謎。
台風が近付いていたから、登山を諦めて引き返してきたっていうから、やっぱり客なのか?
常連?長期利用者?居着いてボランティア?
今夜はこの3人。
地デジ化に失敗したテレビは映らないので、あいぽんで天気予報をチェック。
もちろん台風情報を。
ドンピシャでこっちへ向かってきてるじゃない・・・。
明後日には直撃じゃない・・・。
ぬぅ・・・せっかく青空が見えたというのに、また雨なのか・・・。
しかも台風とか・・・。
明日は手塩まで行って、明後日は稚内ってのが、小樽でK君に貰ったアドバイスを元に立てた計画。
何よりも手塩から稚内ってのが、今回の旅で最も楽しみにしている風景なんだから。
だからこそ、絶対に晴れてるときに走りたい。
しかし・・・明後日が台風直撃と言うことは、間違いなくチャリンコに乗ってる場合じゃないはず。
しかも今回の台風は動きがトリッキー過ぎて、場合によっては明後日以降も天気が悪いかもしれない。
秋雨前線もあるしね。
明日以降の予定はどうしようか・・・。
とりあえず手塩まで行って、そこのライダーハウスで宿泊(200円)。
明後日は手塩で引きこもって、台風が過ぎ去るのを待つってが妥当か・・・?
それとも無料であること、広さ、周辺の便利さを活かして、留萌に残って台風が過ぎ去るのを待つか・・・?
もしくは、明日頑張って、晴れてるうちに稚内まで走っちゃうか・・・?
稚内までは200km弱だから無理な距離ではないけど、メインディッシュのオロロンラインで立ち往生してしまった場合、逃げ場所が無いはずだから完全に路頭に迷ってしまう可能性が残ってるのよ。
んで、そこへ台風がやってくる、と。
そんなことを爺さんとチャリダーと話してたのね。
二人とも「無理するな」って意見だったけどw
20時半頃、新たな人物がやってくる。
客ではなく、留萌の人っぽいオッサン。
いきなりやってきて「これ、明日の朝食にでもしてよ」って、大量のオニギリと弁当を。
よく見ると賞味期限間近、んで話を聞いてると、おそらく近所のコンビニか何かの店長っぽい。
ってことは、ここへは単に賑やかしでやってきたってこと?
このオッサン、とにかく喋る。
最初はうちやチャリダーの地元を聞いてきたり、今回の旅について聞いてきたりしつつ、常に自分の意見を言いたがるwwwww
んで、気付けば、政治や経済について、持論を展開しまくるwwwww
いや、旅の最中にそんな話し、したくないからwwwww
切れ者チャリダーは負けじと、オッサンの意見を消化しつつ反論や持論を展開するwwwww
なんだ、この空間wwwww
爺さんとうちは無言wwwwww
22時、いつまでも終わらない議論と、いつまでも決めきれないうちの予定を切り上げ、みんな就寝することに。
切れ者チャリダーは明日、小樽の実家まで走るんだって。
だから5時起き。
よし、だったらうちも5時に起きて出発しようじゃないか。
んで、手塩に着いた時点で体調や天候を考慮して、その先の予定を検討してみようか。
2階へ上がって布団を敷いて、あっという間に眠りに落ちる。
しかし・・・台風まで来るとか・・・最近は完全に雨男だな、うち・・・。
本日の走行距離:135.19km
本日の平均時速:22.2km/h
本日の走行時間:6:05:16
本日の獲得標高:1143m
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